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うつ病Q&A

うつ病に関するお悩みQ&A

質問 息子のことで相談します。17歳・175cm・50kg。乳幼児期から眠りの浅い時間に読経のように長く高らかにうなります。部活などの合宿中も友だちに迷惑をかけるからと5泊とも眠らず、座って仮眠をとっているようです。この春休みに睡眠障害外来でリボトリールを処方され、3週間ほど飲みましたが症状は変わらず、朝の眠けが強く、休み中しか飲めないといっています。症状に変化がないなら、うつ症状に処方されるくすりの服用をすすめられています。長期間飲むようになると、説明を受けました。副作用などが心配ですので、くすり以外での治療法はないものでしょうか。

お答えします

覚醒障害、あるいは睡眠覚醒移行障害の疑い

乳幼児期から浅い眠りの時期に読経のように長く高らかにうなるとのことですが、これは寝言などに近い状態です。 一般的に寝言のように大きな声でしゃべったり、高らかにうなったりすると、その刺激が脳の覚醒中枢にはたらいて、眠っている人は目覚めるので、寝言やうなりまでにはいたりません。
大きな声をだしても目覚めないということは、覚醒させる中枢のはたらきが不十分であるということです。そのため、睡眠障害の分類では、覚醒障害ないし睡眠覚醒移行障害と呼ばれています。寝言の場合もそうですが、原因ははっきりせず、生まれつきの素質が関係するといわれています。

うつ病のくすりはうなりそうになると目覚めさせる作用がある

原因がわからないので、治療も症状に対する対症療法になります。相談にあるリボトリールというくすりはてんかんの治療薬ですが、精神安定剤に近いもので、むしろ睡眠を深くし、うなりを抑えようというものです。うつ病のくすりを飲むようにいわれたのは、うなりがうつ病に関係があるというのではなく、睡眠中のからだの活動を多少高め、うなりそうになるとその刺激で目が覚めるようにという目的ですすめられたと思われます。

薬物療法が最適の治療法

そのほかにもくすりはあると思いますので、睡眠障害外来ですすめられるくすりを試してみるのがよいと思います。少量なら、うつ病のくすりにあまり副作用はありません。薬物療法以外には、おそらくよい治療法はないと思いますが、これも睡眠障害専門の医師に相談してはどうかと思います。

【監修】 大熊クリニック院長 大熊 輝雄(おおくま・てるお)
(出典:保健同人社 「暮しと健康 2006年2月号」)

 
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うつ病に関するお悩み:Q「睡眠中にうなる。うつの治療薬をすすめられたが副作用が心配」